VoiceOver初心者向け🔰
~ジェスチャ・ショートカットキーのカスタマイズ方法について~
普段使わないタッチジェスチャに違う機能を割り当てたり、ショートカットキー1つで純正「ショートカット」アプリから登録したレシピを呼び出せたり... iOS/iPadOSのVoiceOverコマンドをカスタマイズするだけで、iPhone/iPadの操作性が大幅に向上することはご存じでしょうか。
管理人のLUCA自身、普段からいくつものVoiceOverコマンドを変更・追加して便利に使い分けているんです。
そんな訳で今回の記事ではVoiceOver操作に慣れていない方やこれからVoiceOverを使っていきたいという方に向けて、タッチジェスチャやショートカットキーのカスタマイズ方法と、LUCAのお勧めカスタマイズをご紹介したいと思います。
Ⓐ 設定方法
それでは早速本題、VoiceOverコマンドの設定方法についてご紹介します。
- (1) 「設定」アプリを開き、「アクセシビリティ」欄へ移動します。
- (2) 続いて「VoiceOver」⇒「コマンド」の順に進み、設定したい内容に応じて「タッチジェスチャ」または「キーボードショートカット」を選択します。
※「すべてのコマンド」については後述します。 - (3) 設定を変更したいジェスチャまたはキーを選択し、その後開く一覧の中から割り当てたい動作・機能を選びます。
設定のポイント
- タッチジェスチャ
- 「タッチジェスチャ」ページでは目的の操作が探しやすいよう、下記の分類ごとに見出しが降られています。カスタマイズする際の参考にしてみてください。
- ・タップ: 1本指
- ・タップ: 2本指
- ・タップ: 3本指
- ・タップ: 4本指
- ・スワイプ: 1本指
- ・スワイプ: 2本指
- ・スワイプ: 3本指
- ・スワイプ: 4本指
- ・回転
- ・スクラブ
- ・タップして押さえる: 2本指
- ・ダブルタップして押さえてフリック: 3本指
- ・背面タップ
- キーボードショートカット
- ショートカットキーのページでは割り当てるキーが1つずつ記載されていますが、「修飾キーロック(Ctrl+Opt+;)の状態になっている時以外は必ずVO修飾キー(Ctrl+Opt)が付くことにご注意ください。
- 例えばデフォルトで「文字を読み上げ」に割り当てられている「C」はCtrl+Opt+c、
- 「読み上げをクリップボードにコピー」に割り当てられている「Shift C」はCtrl+Opt+Shift+cで呼び出すことになります。
Ⓑ ショートカットレシピの割り当ては?
VoiceOverコマンドの基本的な設定方法については以上ですが、ただこの方法では最初にご説明した「ショートカットアプリのレシピ」については割り当てることができません。
VoiceOver設定の「コマンド」ページでもう1つ選べる項目として「すべてのコマンド」という箇所があり、ショートカットレシピはここからのみ登録できるようになっているんです。ぜひ下記の手順に沿ってお気に入りのショートカットレシピを登録してみてください。
- (1) 前項と同様に、「設定」アプリから「アクセシビリティ」⇒「VoiceOver」⇒「コマンド」へと移動します。
- (2) 「すべてのコマンド」を開き、続けて一覧の一番下にある「ショートカット」ボタンを選択します。
- (3) ショートカットアプリで作成/登録しているショートカットの一覧が表示されますので、ジェスチャ・ショートカットキーから呼び出したいものを選択します。
※まだショートカットを登録していない場合には、一度「ショートカットアプリ」へ移動し、使いたいレシピを自作、もしくは既存のレシピを追加しましょう。 - (4) 「ジェスチャを追加」または「キーボードショートカットを追加」ボタンから選んだレシピに割り当てたいコマンドを追加します。
ショートカットレシピの登録方法は以上です。元々便利なVoiceOverコマンドですが、ショートカットアプリと組み合わせると割り当てられる機能は実質無限大になるのでお勧めですよ。
Ⓒ お勧めのVoiceOverコマンド
最後にLUCAが実際に設定・利用しているお勧めのカスタマイズをご紹介します。ご参考までにどうぞ。
- 1️⃣ 2本指でトリプルタップ
- ・本来の動作: 項目セレクタの展開
- ・変更先の動作: エスケープ(1画面戻る)
- ・設定した理由: 個人的に項目セレクタを殆ど使用しないため、また本来エスケープが割り当てられている「2本指でスクラブする(こする)」ジェスチャが誤作動してしまうことが多かったため
- 2️⃣ 2本指で左右にスワイプ
- ・本来の動作: ムーブイン/ムーブアウト(設定で「ナビゲーションスタイル」を「グループ化する」に設定している場合、親/子要素へ移動)
- ・変更先の動作: 前/次の見出しへ移動
- ・設定した理由: ナビゲーションのグループ化を設定していないため、またローターを切り替えることなく見出し間をジャンプできて便利であるため
- 3️⃣ 1本指でトリプル/4回タップ
- ・本来の動作: 長押しを実行(トリプルタップ)/2回目のアクティベート(4回タップ)
- ・変更先の動作: 2回目のアクティベート(トリプルタップ)/長押しを実行(4回タップ)
- ・設定した理由: LUCAが使い始めた頃のVoiceOverのジェスチャに戻したかったため
- 4️⃣ 両端を指2本でトリプルタップ
- ・本来の動作: 点字画面入力コマンドモード
- ・変更先の動作: ショートカットレシピ「Clip Yoink」
- ・設定した理由: 点字画面入力のコマンドモードを殆ど利用しないため、またクリップボードの履歴を1タップで保存できて便利であるため
- ※レシピ詳細については以前に公開したこちらの記事をご参照ください。
- 5️⃣ 4本指で4回タップ
- ・本来の動作: なし
- ・変更先の動作: 「Launcher」アプリを利用したVポイントアプリ起動用のショートカットレシピ
- ・設定した理由: よく使うポイントアプリを1タップで開きたかったため
- ※「Launcher」アプリについてはこちら、「ロックランチャー」アプリについてはこちらの記事をご参照ください。
- 6️⃣ 4本指で上にスワイプ
- ・本来の動作: なし
- ・変更先の動作: コピー
- ・設定した理由: 文書の編集中、文字選択後にローターを「編集」に合わせて「コピー」を選ぶという一通りの操作を単純化するため
- 7️⃣ 4本指で下にスワイプ
- ・本来の動作: なし
- ・変更先の動作: ペースト
- ・設定した理由: 4本指上スワイプと同様
- 8️⃣ 背面のダブルタップ
- ・本来の動作: なし
- ・変更先の動作: ショートカットレシピ「時報」
- ・設定した理由: 職場でのログイン時間管理で秒単位の時刻をすぐに読み上げさせることができて便利であるため
- ※本レシピを使ってみたいという方はぜひこちらからダウンロードしてご利用ください。
- 9️⃣ 背面のトリプルタップ
- ・本来の動作: なし
- ・変更先の動作: ショートカットレシピ「天気読み上げ」
- ・設定した理由: 他のアプリ・画面を開くことなく現在の天気・気温を確かめられて便利であるため
- ※本レシピを使ってみたいという方はぜひこちらからダウンロードしてご利用ください。
まとめ
さて、今回はiOS/iPadOSのVoiceOverコマンド(タッチジェスチャやショートカットキー)を変更する方法や、普段LUCAが実際に利用しているカスタマイズについてご紹介しました。
設定方法によっては無限大のカスタマイズが可能ですので、普段からVoiceOverを利用している方・これからVoiceOverを使ってみたいと考えている方はぜひお好みの設定を探してみてください。