視覚障害者ユーザに嬉しい機能が盛りだくさん♪
~最新イヤーカフ型イヤホン「SOUNDPEATS CC PearlClip Pro」開封レビュー


今年も1月3日から7日まで開催されていたAmazonのスマイル初売りセール...今回はBaseus Bowie MC1に引き続き、視覚障害者にとってうれしいポイントが多く搭載された新型のイヤーカフ型イヤホン、「SOUNDPEATS CC PearlClip Pro」(最新LDAC対応版)を購入しました。

そこで今回の記事では恒例となっている開封レビューをするとともに、PearlClip Proの画期的な機能についてご紹介していきたいと思います。

🎧レビューが中心となる本記事の内容には、管理人LUCAの個人的な意見・見解が多分に含まれている可能性があります。ご了承ください。


イヤホンを装着した茶髪の女性がPCに向かっている様子を描いたイラスト。PCのキーボードの上には黄色い小鳥がちょこんと乗っていて、PCの上には音符が浮かんでいます。

商品情報

それでは早速、今回購入した「PearlClip Pro」の商品情報・基本スペックからご紹介します。

※なおPearlClip Proは昨年、Bluetooth 6.0/LDAC対応版として大幅にアップグレードされています。ご購入の際には誤って旧型を選んでしまわないようご注意ください。

○機種名
SOUNDPEATS CC PearlClip Pro
○販売ページ
Amazonで購入
○販売価格
通常時¥6,780、セール時最安値¥5,530(2026年1月現在、Amazon)
○カラー展開
・ブラック
・ホワイト
・パープル
・ベージュ
○発売日
2025年7月1日
○特徴
・LDAC/Bluetooth6.0対応の最新型オープンイヤーイヤホン
・液体シリコンと形状記憶ワイヤーで最高レベルのフィット感と安定性を実現
・大口径12mmデュアルマグネット・ダイナミックドライバーにより高音、低音が共に協調された力強いサウンドに対応
・独自の音漏れ防止機能を搭載
・左右対称構造でケース収納が容易
○基本スペック
・Bluetoothバージョン: 6.0
・対応コーデック: SBC/AAC/LDAC
・イヤホン重量: 片側約5.0g
・ケース寸法: 31.34×14.69×29.05mm
・ドライバーサイズ: 12mm(デュアルマグネット・ダイナミックドライバー)
・マイク: 通話用高品質マイク搭載
・連続再生時間: イヤホン単体6時間/ケース併用24時間
・充電仕様: Type-C、充電時間32分(イヤホン単体)
・ノイズキャンセリング: AI通話ノイズキャンセリングのみ
・防水規格: IPX5
・その他: 左右対称、LE Audio、低遅延モード2種類、マルチポイント接続等対応


※以下、PearlClip Pro本体の写真です。クリック/タップすると画像が切り替わります。

PearlClip Proのケース写真。全体的に光沢のある塗装がされていて高級感があり、前面にはリセットボタンやLEDインジケータが確認できます。クリック/タップすると画像が切り替わります。

使用感レビュー

さてここから本題、PearlClip Proを2週間ほど使ってみてのレビューを、使用感・音質に分けてご紹介していきます。

○装着感・使いやすさ

使用感についてですが、まず装着感や使いやすさは満点レベルです。

ケースは充電ポートの周りに縁取りがされていて指先の感覚でもとても探しやすいですし、イヤホンも軽く力を入れることなく、そっと摘まんで持ち上げたり、軽く定位置に置くだけで容易に出し入れができる形状になっています。

蓋の部分も開いた状態でしっかりと固定されるため、取り回しが非常に楽に感じられます。

イヤホン本体は液体シリコンで覆われているため肌触りがとてもよく、またポスト部分には形状記憶ワイヤーが使われているため、どのような形の耳にでもぴったりとフィットさせることができます。

また視覚障害者にとってありがたいポイントとして、PearlClip Proには左右(L/R)の区別がなく、ケースに戻した時の位置で次に使う時の左右が決まるという仕組みになっています。

そのため急いでイヤホンを外してしまった時など、イヤホンの形を触り比べて正しい位置に戻す、といった作業が不要となるのが非常に便利です。

唯一不便な点としては、以前にご紹介してきたオープンイヤー型イヤホンと違い操作部がタッチ式になっているということが挙げられます。

タッチ操作部は耳の前側にくるため誤操作はあまりないのですが、逆に指が届きにくいところにあるせいでダブル・トリプルタップなどのジェスチャーが上手く反応してくれないという問題があります。

ただこれも専用アプリから「よく使う機能を実行しやすいジェスチャに割り当てる」という方法である程度は解決できるため、個人的にはそれほどストレスに感じることはありません。

○性能面

性能面においても、大満足の内容となっています。

スクリーンリーダー利用者として最も嬉しいのは2種類の低遅延モードを容易に切り替えられる様になっている点です。

デフォルトでは左イヤホンのトリプルタップにモード切替が割り当てられていて、低遅延に特化し音のずれを60ミリ秒にまで抑えてくれる「ゲームモード」と、ある程度の低遅延と共にダイナミックな音質に調整してくれる「ムービーモード」の2種類が用意されています。

LDACに対応していないiPhoneとペアリングした際でもゲームモードを有効化していると全くと言ってよいほど遅延を感じられなくなるため、日ごろからVoiceOver/TalkBack、PC用スクリーンリーダーを利用している方には非常にお勧めです。

その他スペックについても、ミッドレンジ価格帯イヤホンとしては十分なレベルに達しているかと思います。

連続再生時間は最近のハイエンドモデルと比べてしまうとやや短めではあるものの6時間/24時間と日常使いには問題ないですし、逆にバッテリー性能にこだわりすぎていないからこそのサイズ感と使いやすさになっているのではないかと感じています。

マルチポイント接続やダイナミックイコライザーの調節、イヤホンを無くしてしまった際の位置情報追跡やビープ音再生など便利な機能も一通り押さえられていて、総合的にみて性能面では文句なしです。

○専用アプリ

多くの大手メーカーと同様、SOUNDPEATSでもイヤホンの各種設定・ファームウェアアップデートなどを行える専用アプリ、「PeatsAudio」がリリースされています。

機能としてはタッチジェスチャーのカスタマイズ、低遅延モードやダイナミックEQの切り替え、イコライザーの設定やファームウェアアップデートなど一通り網羅されていて使いづらさはないのですが、残念ながら初回起動時・アカウント登録時のアクセシビリティは最低レベルです。

初めてアプリを起動するとVoiceOverではログイン/アカウント作成用フォームを認識し読み上げてくれるのですが、実はその上に読み上げ非対応のチュートリアルスライドが表示されているという、極めて分かりづらい仕様になっているんです。

全盲ユーザ1人でこの画面を突破するためには

という手順を踏まなければならない状況です。

ただ一度アカウント登録・ログインを済ませてしまえばその後の読み上げは比較的しっかりと対応しているので、初回のみ晴眼者に操作を手伝ってもらった方が良いかもしれません。


音質レビュー

結論から言うと、PearlClip Proの音質は「かなり良いが癖がある」という印象です。

まず音の特徴としてはやや大げさなほど高音と低音が協調された力強いサウンドで、好みにもよるかとは思いますが、スクリーンリーダーの声を聞き取るうえではとても有用だと感じます。

12mmのダイナミックドライバーを搭載しているだけあり、過去にご紹介してきたオープンイヤー型イヤホンと比べても音質は群を抜いているかと思います。

音漏れについてはPSZ(Personal Sound Zone)を採用しているNTTソノリティや独自の誘導性オーディオ技術を搭載しているBaseusのイヤホンほどではないものの比較的少ないように感じられ、また前述した力強い音のおかげで電車内など周りの音が大きい環境でも音声等を聞き取りやすいという特徴があります。

ただこの音漏れ防止機能のせいなのか、PearlClip Proのスピーカー部分は音の出方にやや癖があるようで、「1mmでも耳の穴からずれると途端に音が聞こえなくなる」、「スピーカー部分が皮膚に触れてしまうと音が歪み、二重に聞こえてしまう」などといった問題がよく発生してしまいます。

とはいえ正しい位置に装着してさえいればこのような現象に悩まされることも殆どありませんし、またPCや一部トランスミッターなどLDACコーデックに対応した端末と1対1で接続した場合には更に高音質のサウンドを楽しむこともできます。

総合的に評価すると、オープンイヤー型とは思えないような、高音・低音の両方に適したパワフルな音は多くのユーザにとって使いやすく聞き取りやすいものではないかとおもいます。


まとめ

さて、今回はまたしてもLUCAがAmazonのセールで衝動買いしてしまった、スクリーンリーダーユーザにとってとても便利なオープンイヤー型イヤホン「SOUNDPEATS CC PearlClip Pro」についてレビューしてみましたが、いかがだったでしょうか。

ミッドレンジ価格帯・オープンイヤー型とは思えない力強いサウンド、容易に切り替えられる低遅延モード、ケースへの収納時に左右がリセットされる左右対称形状など視覚障害者にとって嬉しいポイントが盛りだくさんなので、ぜひ一度商品ページを覗いてみてください。


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